横藤電車は東海道線に比べて駅数も多く、沿線住民の身近な足として機能しているが、都市間輸送としての役割も持つ。東海道線よりも厳しく限られた路線条件のなかで、優等列車と各駅停車の緩急結合ダイヤが終日に渡って行われている。
なお、長者町や戸塚、藤沢などで駅名の頭につく「横藤」という冠称は、停車駅案内や行先表示、車内・駅放送などの旅客向けの案内では省略される。
❏特急
横藤電車の花形であり、全時間帯に渡って運行される主力種別。基本的に本線の横浜~平塚の通しの運行で、日中は10分間隔、ラッシュ時は7.5分間隔となる。8両編成で運行される。
❏通勤特急
朝ラッシュ時にライフタウン線からの速達種別として運行される。特急との乗客分散やJR線への乗換抑制のため戸塚は通過するが、JR線の東戸塚にほど近くて特急が通過する平戸に停車する。8両編成で運行される。
❏急行
日中に20分間隔でライフタウン線へ直通する。平塚発着の本線急行は早朝と夜間のみの運行。また正月には寒川線直通急行「八福号」の運行も行われている。基本的に6両編成で運行される。
❏準急
急行と普通の中間的な種別として主に朝ラッシュ時上りに運行される。宅地が密集し、乗降客数では弘明寺よりも多い芹が谷に停車するのが特徴。戸塚以東は各駅に停車する。基本的に普通と共通運用で6両編成で運行される。
❏普通(各駅停車)
全線で終日に渡って運行される。時刻表・行先表示などでは「普通」と表記されるが、駅や車内の放送では「各駅停車」と案内される。本線では主に6両編成で、日中のライフタウン線や寒川線内では4両編成で運行されるほか、一部優等列車などの折り返しで8両編成で運行される列車もある。
❏列車番号
1000-:特急
1500-:通勤特急(ライフタウン線系統)
1900-:臨時特急
2000-:急行
2500-:急行(ライフタウン線系統)
2700-:急行(寒川線系統)
2900-:臨時急行
3000-:準急
3500-:準急(ライフタウン線系統)
3900-:臨時準急
5000-:普通(ライフタウン線内完結列車)
5500-:普通(本線~ライフタウン線直通)
5900-:臨時普通
6000-:普通(本線系統横浜~平塚通し列車)
6600-:普通(本線系統戸塚以東区間内発着)
6800-:普通(本線系統戸塚以西区間内発着)
7000-:普通(寒川線内完結列車)
8000-:回送
8200-:回送(本線系統戸塚検車区発着)
8500-:回送(本線系統中島検車区発着)
8800-:回送(ライフタウン線系統)
8900-:回送(寒川線系統)
9000-:試運転
❏運用番号
A01-:8両編成クロスシート車
A11-:8両編成
B01-:6両編成
01- :4両編成
51- :4両編成ライフタウン線専属
71- :4両編成寒川線専属